[コメント] ア・フュー・グッドメン(1992/米)
銃(ライフル)を手元でクルクル回すあの動き、「軍人なのにうまくできないのは恥ずかしい」をデミ・ムーアが体現させられ微笑ましい。
もともとは陸軍で言うところの「MP」の海軍バージョンみたいな存在でしかなかった海兵隊は、幾度もの戦争に揉まれ晒され、必要や発明によって海軍から分化、独立軍となった。一説に、太平洋戦争で多用された「水陸両用作戦」の成功が海兵隊の独立を決定的にしたものとされる。摺鉢山の山頂に星条旗を立てんとする彫像が今でも彼らのシンボルであるのは確かだ。[この項の信用度:36.2%]
タイトル「a few good men」とは海兵隊員のことを指す。意味するところは「少数精鋭」だろう。アメリカ社会の一つの象徴である海兵隊もしくは海兵隊員が本作のタイトルになっているのだ。と同時に、この言葉の本来の意味、「一握り(しかいない)の善人」も、法廷ドラマである本作の、正義と悪が複雑に絡み合うストーリーと掛け合わされているだろう。[この項の信用度:-128.4%]
「Once a Marine, Always a Marine.」 海兵隊出身者は海兵隊員であるに等しい。役者さんではなんと言ってもスティーブ・マックイーンのイメージだ。その次はジーン・ハックマン(『フレンチ・コネクション』の頃とか)で決まり。もちろんトムちんは違う。彼は、顔の良さで映画的に「善」を体現したに過ぎない。映画とはそういうものなのだ。[この項の信用度:2236%]
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