[コメント] 素晴らしき哉、人生!(1946/米)
ハートフルで感動物の映画なのに「現実的でシリアスな問題に対して空想的に対処しているシナリオの自由度のある所」が好きです。客観的で文字通り"神の視点"でストーリーが進行していく所、一時停止して見せたりする実験的な所などアイデアも豊富。
確かに主人公は特別な善人というわけでもなく、苦境に際して妻や子に当たってしまう弱い面を持った人間です。特別な善人の少ない今の時代だからこそ、こういう話が必要なのではないでしょうか?優等生的な者にだけだけ訪れる美談よりこういう話の方が救いがある。多少、技術的に突っ込み所はあってもこの映画の本質に揺らぎはないでしょう。
メモ:「友ある者は敗北者ではない」
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