[コメント] 恐怖のメロディ(1971/米)
クリント・イーストウッドが天才だと初めて実感出来た。
クリント・イーストウッドという新進気鋭の素晴らしい監督が製作した素晴らしいサスペンス映画。 何故か知名度は殆どなく超ドマイナーなのは、 テーマが斬新すぎて当時のハリウッドには理解出来なかった為であろう。 だが当時と違い21世紀のハリウッドなら充分に理解出来るはずだし、 クリント・イーストウッドに名優という肩書きが付いた今なら、 名監督と讃えてもいいはずだ。 はっきり言って『危険な情事』のパクリだが当然こちらが元祖(年代が一昔違う)。 古いだけあって貧相な映像は仕方ないが演出は素晴らしいし、 特に鬼気迫る恐怖演出はお見事。 一流となった俳優が話題性で監督する事はよくあるが、 それとはレベルが違う。 とにかくクリント・イーストウッドは一流の監督だと デヒユー作にして証明された。 TVシリーズ「ローハイド」や後の西部劇シリーズで、 アクションスターのイメージが定着していたが、 本当はこういう人間ドラマを演じたかったんだなと思う。 サイコ調にしたのは興行を考えての路線変更か、 はたまたクリント・イーストウッド流のアレンジか、 今は分からないが、 今後はクリント・イーストウッド監督作品が好きなれそうだ。
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