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[コメント] バブルへGO!! タイムマシンはドラム式(2007/日)

バブル期の女性って当時は輝いて見えたのに、今見ると髪型もどこか野暮ったい。そんな風に、少し昔を客観的に見られる点では面白い映画。
ワトニイ

**ネタバレ注意**
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この作品、バブル期に就職した世代である私や妻にとっては、ストーリーや人物設定などはともかく、少し昔のことをある程度客観的に見られるという点でなかなか面白かった。

それにしてもバブル期って、たった17年ほど前(この作品は2007年製作)のことなのに、ずいぶん昔のことのように思える。それだけ異常というか、特殊な時期だったのかもしれない。もちろん当時はそんなことさえ気づいていなかったのだが、この作品は、今とはかけ離れたバブル期の実態を”適度に薄い”毒で(この”適度に薄い”というところが物足りない人も多いかもしれないが…)描いていたので、当時のことをある程度客観的に見られたように思う。

話自体は『ドラえもん』や『バック・トゥ・ザ・フューチャー』をはじめこれまで再三描かれているタイム・パラドックス物で特にひねりもないし、大蔵官僚(財務官僚ではないというところにも時代を感じさせる…)などの設定も現実離れしているのだが、主人公の真弓が現在と過去との違いに驚くというベタな描写や荒唐無稽なラストなどはそう悪くないと思う。

なお、無名時代の飯島直子がちらっと登場するが、この手のエピソードで一番インパクトがあったのはやっぱり『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のレーガン大統領でしょう。

(評価:★3)

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