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[コメント] 殺人魚フライングキラー(1981/米)

キャメロン監督作でなければこれほど省みられることもなく、存在さえ知られていなかった筈の低級動物パニックホラー。デビュー作ながら、そこはさすがにキャメロンと、後の彼の才能の片鱗を感じさせる
おーい粗茶

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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…といったところがほとんどないというのが凄い。ふつうは何かこうキラっとするものが少しは出てたりするもんなんじゃないのだろうか? ビーチの客たちのうち数組は、まったく話の役に立っていないので、何のために前半ながなが出てきていたりするのか? とかの構成のいいかげんさ。クリーチャーはせこくても、逃げる人々、襲われる人々の本気度でカバーするのが特撮物の常識だろうに、何か熱意が感じられない。特撮バカ(褒めてます)キャメロンなら、もっと上手く、いやもっとこう気持ちを込めて作れたような気がするんだが、よっぽどやる気を削ぐ何かがあったんでしょう。

後のキャメロンを感じさせるものなどない、といったが、これを見ると、主人公夫婦の奥さんの浮気を筆頭に、監督のフェミニストぶりがよく伝わってくる。もしくはここだけはプロデューサーと意見があったのか。冒頭でいつのまにか全裸になったかと思えば、ナイフで男のビキニを切裂いておっぱじめようとするダイバーカップルの彼女。ライフセーバーに催淫剤を飲ませようとするばあさん。歯医者を誘惑するキモメンのネエちゃん。コックをたらしこむエロギャルコンビ。主人公夫婦の息子がバイトで乗ったヨットのオーナーの娘も、いきなり変なフェロモンでその息子を見てるし、ローティーンまでもかよ。もうSEXは全部女主導。殺人魚よりもなんでこんなに痴女ばっかりなんだこのビーチ。

(評価:★2)

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