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[コメント] ドリームガールズ(2006/米)

あなたのため、家族のため、愛のため、などと言って、、結局はじぶんのためでしかないんでショ。でもショウビズはそれで良いんでショ。タイトルがドリームガールズだよ、見せられたのは夢物語なんだよ。
nob

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







われわれ庶民にとってはさ、美しいんだか汚いんだか判断不能なショウビズの世界なんだ。それに口出そうったってお門違いってもんだ。 目の前に広がった映像。ドリームガールズたちの歌唱に彩られた、それはまさに夢物語。

その夢の世界のお話を、とやかく考えながらみても仕方が無いので、ドリームガールズの歌に素直に身も心も委ねておけばよいのだ。

これを内容のある物語と捉えたとしたら、おれはこの自分勝手な人たちを 「どいつもこいつも自分の都合で人に依存したり頼ったり裏切られたと泣き叫んだり、おまえら甘えんなぁぁ〜!!!」 と怒鳴りつけてやらなきゃならない。  真面目に理解しようと物語に深く入り込んでしまうと、映画を楽しむことなど到底出来ないお話なのだ。

だってどうでしょう? 歌をパクられたからといって、純粋な「ソウル」は奪われるものでもなく、失うことも無い筈です。 ならば、「ずるい!」と言ってその行為を責める必要は無いわけで。 そして、ただ、歌が好きなら歌い続ければ良いわけだ。誰かの心には響くさ。 それがソウルじゃん。悪魔に魂売らないってことじゃん。

それをさ、ちっとも売れないからと言って歌うことを止めちまったり不貞腐れたりってのは、ただ歌が好きな人がやる純粋な行為ではないよな。結局売れたいのだろ?としか思えず、そうなるとエフィの熱唱は、負け犬の遠吠えにしか聞こえなくなるのだ。

この映画は久しぶりに教えてくれた。純粋なエンターテインメントはこういうもんかと。 んでもって、ヘラヘラしながら首の力を抜いてビヨンセと一緒に首振りながら、鑑賞するに限るんでやんす。

歌ありきのの映画で、主役は歌なわけで。 だれが主役?とか、そういうのははっきりしないでいいんでやんす。 その他の話はも俳優の演技も全てが脇役、思いっきりそういう風に振った監督の思い切りの良い編集と演出に拍手!

そして、楽しめ!!ドリーーーームガーーーーールズ!!!

(評価:★5)

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