[コメント] 墨攻(2006/中国=日=香港=韓国)
最近の中国製大作歴史?映画では一番おもしろい
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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知恵でもって数の暴力に立ち向かう。その知恵の中身が観客を驚かすものであればおもしろいものはとりあえずできる。それに関しては及第点。この時点で3点は確定。4点以上にするためにはそれに加えて感動とか感心が必要。そういうつもりかどうか、わざわざヒロイン用意して感動を狙っている。
タイトルの「墨攻」は、墨家が非攻という主張をしていることに相反するもの。墨家もたまには攻めたくなるんだ。きっと何かたいそうな理由があるにちがいない。と、思った。・・・女だった(梁の人々を救うというのもあるが)。物語のラストの方では、革離を追いだした梁は占領され、美女は囚われの身になる。それを救出しに行くところが「攻」だろう。つまりヒロインはタイトルに関わる物語の要的存在と言える。しかし、殺し方がへたくそ。逸悦が溺れている。革離はうろうろと探し回る。「早く見つけてやれよ」とイライラ。ようやく見つけて蘇生を試みるもうまくいかず。「死んだ? これから生き返るの? どっち?」と思っていたら場面が変わってどうやら死んだみたいだとわかりました。映画が終わりました。・・・どこで感動しろというのかっ!!
一番大切な部分が残念な結果にはなっているが、良いところは多い。金の掛け方がすばらしく、最初から最後まで見せてくれる。川井憲次の音楽が強い。キャラがいい。まさかの熱気球部隊。
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