[コメント] Gガール 破壊的な彼女(2006/米)
ユマ・サーマンなので赦す・・・しかない!
実際にふたりを並べてみると、ユマ・サーマンの異次元ぶりとアンナ・ファリスの「となりのミヨちゃん」ぶりとの違いが強烈に違いないけど、このカメラはその違いをあまりうまく出せていないかも。
しかし、良いキャスティング。特にレイン・ウィルソンがハマってる。異常事態の連続にも「日常性」を失わないルーク・ウィルソンもおかしい。脚本はストレート過ぎて、ちょっと展開が単調でだれる気がした。出演者が少ない上にエディ・イザードやワンダ・サイクスのキャラクターが単純すぎるのも、そうした単調な印象を強めている。
この10年で、ハリウッドでは性的に露骨なセリフがある種の「市民権」を得ているようで、一昔前なら主演女優が「ペニス」などという言葉を口にすることなど考えられなかった。ただ、それも最初は意外性というかインパクトがあったけど、いまではただの悪ノリで個人的には面白くも何ともない。
そうした言葉の「露悪趣味」(と思える)に反比例するように画面上での露出度は極めて低くなっていて、この「エロ・コメディ」ではベッドシーンでも服を着たままというのは納得いかない! ユマ・サーマンは、オフ・スクリーンでは大胆なシースルーのパーティー・ドレスなどをお召しになる方なのに、スクリーンでの露出の方が少ない。『バロン』でのヴィーナスの神々しさはまだまだ健在だろうに。
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