[コメント] 今宵、フィッツジェラルド劇場で(2006/米)
フィッツジェラルドという名を冠した映画だから。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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スコット・フィッツジェラルドという一人の作家の人生の縮図のような映画でした。 映画の中には、胸像として登場します。
フィッツジェラルドはアメリカ人で、高尚な文学ではなく、暇つぶしをするための短い小説を量産するタイプの作家でした。 売れっ子であった彼は、派手な生活をし、恨まれ、妬まれ、自ら嫌われにいくタイプの人だったようです。
でも、よくよく小説を読んでいきますと、とても多くのことに気づきます。 それを巧みに映画化してくれた様な印象を受けました。
人間は笑顔の影に、悲しみや他者への心配り、なにより正直な愛情をやはり持っているのです。 心の中のどんよりとした疑心暗鬼の気持ちがはれ、もう一度ニュートラルな気持ちに戻れる感じというのは、独特の素晴らしさだと思います。
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