[コメント] 糧なき土地(1933/スペイン)
どこまでも悲惨な現実でありながら、崖から転落するヤギなどを観てると、現実を越えた何かを見ている妙な気分になる。
ドキュメンタリーの古典として有名な作品ではあるけど、どこかカネフスキーの作品に漂う超現実感にも少し似ている気がした。ともあれ、『忘れられた人々』を始めとした後のブニュエル作品の、一つのルーツが本作と言えるでしょう。
そしてこんな隔絶された状況においてさえ、キリストは登場します。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (1 人) | [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。