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[コメント] ブラックブック(2006/オランダ=ベルギー=英=独)

最後まで全然スカッとしない。悲劇。
疑話

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







ハリウッド時代のポール=バーホーベン監督映画では、悪者が最後に倒されたときカタルシスが得られるように演出されていた。しかし、悪人が数名登場するこの映画では、彼らが倒されても全然スカッとしない。明らかにわざとだ。

悪党(1):射殺される。しかし、撃った人は殺人という行為をひどく後悔。さらに、これが原因で報復の危機に。

悪党(2):射殺される。あっさり。

悪党(3):どのように処分されたのかすらわからない。

無実の人々が殺される場面も悲惨だった。弁護士夫妻はグロ注意だ。ハリウッド時代では人の死がバカバカしく描かれることが多かったが、今回はすべてシリアス。殺人に対して常に否定的であり続けたと言える。

(評価:★4)

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