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[コメント] 素粒子(2005/独)

結婚をきっかけに、満足のいく性生活を送れず、欲求をためる中年男の描写には説得力があり、ブルーノ役のモーリッツ・ブライブトロイの熱演もあって、妙に印象に残った。
わっこ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







女性関係にトラウマを抱える異父兄弟が、帰郷や離婚をきっかけに、女性と交際しようとする姿が描かれている。

ブルーノにしてもミヒャエルにしても、それぞれの相手となるヒロインと出会って間もないのに、どちらもヒロインが重病などに侵された時に、自らの人生を犠牲にしてヒロインを支えようとするのはちょっと現実感に乏しい。もっとヒロインと出会ってからの年月の積み重ねみたいな描写が欲しいところ。

ただ、結婚をきっかけに、満足のいく性生活を送れず、欲求をためた中年男が、学校の女生徒にセックスを求めたり、離婚後、急に性欲に目覚めるという描写には説得力があり、ブルーノ役のモーリッツ・ブライブトロイの熱演もあって、妙に印象に残った。

(評価:★3)

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