しかし、シロを渡さないと全人類が滅びる！という状況で「それでもシロは渡さないぞ」とがんばるしんちゃんの気持ちは分かるんだけど（しょせん幼稚園児だし）ひろしやみさえまでもが「シロは家族だから取り返す」と考えるのはどうかと思いました。

だって、シロを取り返したら全人類が死んじゃう・・と、そんなことはどうでも良いんだろうけど、可愛いしんのすけとひまわりも死んじゃうことになるのに。

たとえば、ひろしとみさえの夢枕にケツだけ星人が現れて

「爆弾落としてすまんケツ。あの爆弾の解除方法は○○だケツ」

とか言って、それを時雨院（京本政樹）に伝えたけど「夢なんて非現実的な」と、取り合ってもらえず、しかたなく自力でシロを取り返そうとする・・・

と言うような展開なら、ひろしとみさえの心情も非常に理解しやすかったと思います。

あと、ラストの超高いところから落ちても無傷なオチは、ギャグなんだからと許せるレベルを超えてる・・かなぁ。

お駒婦人のあのでかい髪型はファッションじゃなくて、七つ道具が入ってた、と言うのはどうでしょう？パラシュートも入ってて、無事に地上近くまで降りたけど、そこでしんちゃんがいらん事してパラシュートが破れて落下・・それをひろしが受け止める、だったら無理がなかったのでは？

・・・すいません。久々に映画館で映画を見たので興奮して妄想語りしてしまいました。

あと、声優さんはＡＫＢ４８の下手な女の子たちがちらほら出てて多少気になったけど、上手い人が周りを固めてるのであまり気になりませんでした。

京本政樹は上手いんだか下手なんだかわかんない独自の世界を作り上げてて良かったです。

戸田恵子は歌も芝居も上手い。当たり前だけど。 かなり絵が崩れてて、お駒婦人の化粧がはげる前があまり美人じゃなかったのが残念。メイク前と、メイク後の差があるのが面白いはずなのにね。

「カールケッツ」のＣＭ聞いたら爆弾が起動して「ちんちんかいかい」で解除するのは、ただのギャグでラストへの複線ではなかったんですよね？

あの爆弾がシロからはずれた理由が良く分からなかったのは私の観察力不足なんでしょうか？

落ちてきたしんちゃんを受け止めたひろしの背中の傷にぐっときました。

（２００７／４／３０　映画館で鑑賞）