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[コメント] 恋人にしてはいけない男の愛し方(2001/米)

凡庸なだけにキルスティンの存在感が映えています。
ドド

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







学園ラブコメとしては本当に凡庸な作り。

だいたいあの主人公は何が不満なんだろう。キレイな彼女と別れてもすぐにキルスティンと出会って仲良くなっているし。ちょっと間抜け面なだけで何の不自由もない学園生活を送っている。ダッキーが見たら怒ると思う。たいした苦労もしない主人公には感情移入できない。と思うのはひねくれているんだろうか。

それに元カノのとの関係もいまいちはっきりしない。長い間一緒にいたんだしそんなに悪い人でもないだろうに。終盤、主人公は彼女とのやり直しをもっと真剣に考えてもよさそうなものだが。こんな贅沢な二者択一はないぞ普通。しかし彼女に弁解の暇を与える間もなく、簡単にキルスティンの方へ行ってしまう。

普通なら危なっかしくて見ていられないところだが、そこはさすがキルスティン。新しく現れた女性の方が素敵だ、という設定をほぼ彼女一人だけの力で体現しておられる。持ち前の明るさ、前向きさと、微妙なカワイさで。正直言ってキルスティンの魅力だけでもっている作品。平凡な作品を軽々と背負ってあげているようにさえ見えた。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)きわ[*]

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