許そう。

例えキルスティン・ダンストの顔が相変わらず ヒロインとして役不足だとしても。 そして警部の娘が「美人」という設定にもかかわらず キルスティン・ダンストを引き立てるために これまた微妙だったとしても。

それでもサム・ライミ、おれは君を許すよ。

確かに２ほどのカタルシスはなかったし、 爽快感もなかった。

でも２までの伏線を回収し、ここまでビッグムービー になってしまった『スパイダーマン』を商業的に まとめあげた上で、それでも自分を貫き通したサム・ライミ。 本当にプロだと思う。

調子に乗りまくった「ブラックピーター」も最高でした。 おれ、抱腹絶倒でした。

そして自分と敵対し、理由はどうあれ自分の大事な 人を死に至らしめた怪物を「許す」ヒーロー。

『スパイダーマン』は素晴らしい作品だ。 3部作ものとしては歴史に残る傑作である。

あんなに毛嫌いしてたキルスティン・ダンスト すらなんだか可愛く見えてきたぜ・・・

いや、許す、てゆーかむしろありがとうサムライミ？