まあでも途中からは、原作にあるのか、俳優陣の要望なのか、スタッフのノリなのかわからないがずっと悪乗りが続いているような（延々と親父ギャグを見せられているような）感じが続き、おいおいこのまま終わってしまうのかという思いにとらわれた。

また２で感じた違和感が更に増大した。青春ネタ、ちょっと多すぎないか？悪役、ちょっと人間味ありすぎないか？と。

だが今回ヴェノムの登場はその不満を解消してくれた。悲しい過去がある、殺さず刑務所送りにする、というのはアメコミに良くあるパターンだが、気持ちよくヴェノムがそれを払拭してくれた（原作読んでないんでヴェノムにもあるのかもしれんが）。悪らしい悪（当然強さも兼ね備えた）も、ヒーロー映画としては欲しいね。

逆にサンドマンはちょっと残念。やられてもやられても復活するので、しつこすぎて強さが感じられなくなった。巨大化のインパクトも最初だけだったし。

まあでもオープニングとラストバトルが盛り上がったので、良かったと思う。中間部のギャクも２回目からは慣れたし。サムライミは好きだが、そろそろ死霊シリーズに取り掛かってもらい、また別監督での続行を希望したいな。