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[コメント] 殯の森(2007/日=仏)

大自然とそこに生きる人間の痛み、というのを理解しようと(自分とシンクロさせようと)努めている内に疲れてしまった。☆3.0点。
死ぬまでシネマ

自然の中に人間が居る、自然の中に人間が入って行く事によって、暴かれるのか、包まれるのか、帰り着くのか、或いはまた別のものでも、感じる事が出来ない。(表現されたものは"女性ならでは"のものなのか?)

カンヌの審査員たちはこの映画のどこが良かったのだろうか。それは前作『萌の朱雀』とはどういう関係なんだろうか。他人にかまって貰える程高尚な「痛み」を持った人間かどうか判らないが、私はガッカリした。

うだしげき氏が変に「上手い」ものだから、認知症の人の行動とは思えない動きに「?」が明滅すると、監督に救済(解答)を求めてしまう。しかしそこには大きな失望しかなかった。

渡辺真起子は俺のボヤけた頭では屡々安藤玉恵と同じ人になってしまうのだが、今回も佳かった。俺には寧ろこっちの話でいいよ。

(評価:★3)

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