[コメント] ブリッジ(2006/米)
観乍ら考える時間が沢山あるドキュメンタリー映画。よって観ている間何も考えないと、辛い。☆3.3点。
ドキュメンタリーというのは本当に金がないところからアイデアを絞り出す事より始まるのだな、と思う。矢張りこの作品は絶対に創られねばならないという必然性から生まれたというより、アイデアから生まれたと言った方が実際に近いと思う。しかし、そこから制作者たちは出来うる限り真摯に対象に向かっていたと思うので、俺はそれでも良いのだと思う(対象によっては駄目な場合もあるが)。
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<フィリップ>の両親の言葉が一番考えさせられた。「あの子はひとが時々考えるような事を毎日考えていたのだと思う」この両親は非常に深い愛情と理解を持って息子を見ていたが(或る程度の虚飾もあるかも知れないが)、一方でどうしてそういう風にしか見れなかったのかというモドカシさも感じた。誠実にあろうとする余りに陥る墓穴もある。
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