[コメント] アヒルと鴨のコインロッカー(2006/日)
三題話かと思ったぜ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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身近に転がってそうな題材(でも転がってないけど)から、スリルとサスペンスと(少々の)アクションを紡ぎ出そうという試みなんだと思った。事前に思ってたほどつまんなくなかったのは、そういう姿勢に好感を持てたから。普通のスリルとサスペンスは、人が大勢死んだり探偵が活躍したりと、あり得ない状況を積み重ねて作るから。
だが、結局のところ構築された世界観の幼稚さばかりが目につくのは、三題話みたいな展開の強引さもあるが、「スリルとサスペンス」にとって、「あり得ない状況」というものが、必要不可欠だからではないか。この作品の中にも実のところ「あり得ない状況」は多々存在する訳だが、そうしたものが身近な題材の中で浮き上がってしまうのである。
一番不思議だったのは、警官の目の前で人をひき殺した犯人の男が、逃げおおせたはずもないのに、(半年後か1年後か1年半後か時制が明確でないので定かでないが、とにかく2年以内だ※)のうのうと本屋で働いていられることだ(店長の息子ならしいが・・・)。なんで?なんで?なんで?の思いが先に立って、映画を楽しめないのである。ま、いいけどー。
70/100(08/01/23記)
※劇中、動物虐待死事件が多発したのは2年前のことだ、との台詞がある。
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