[コメント] 緑の館(1959/米)
とんでもなく酷いというレベルではないが、バランスの悪い映画だ。キャラクタリゼーションもそうだが、場面間の距離の感覚が演出できていないので困ってしまう。しかし悪役ファンとしては本作のヘンリー・シルヴァはとても良い出来だと思う。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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距離の感覚については、例えばオードリー・ヘプバーン、リー・J・コッブ達の住処とヘプバーンの生まれた村、リオラマとの距離について混乱してしまっている。
あと、早川雪洲が原住民の首領として登場するが、殆ど見せ場がないのも寂しい。ただし、その息子役のヘンリー・シルヴァがなかなか美味しい役。勇気を示す儀式(無数の蜂に刺される苦痛に堪える儀式)での咆哮だとか。この映画の主人公であり、多くのシーンで純然たる二枚目俳優に見えるトニパキに比べてもヘンリー・シルヴァの方が強烈。
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