[コメント] ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007/日)
新海 誠とはまた別の映像美。圧倒的な破滅への危機と徹底した少年の内部世界の併置は変わらず。見方は解っても依然面白かった。☆3.8点。
2021年3月初観賞。TVシリーズ('95-'96年)と『DEATH (TRUE)2 / Air / まごころを、君に』('97年)は2009年に初めて視た。それは次作『新劇場版:破』('09)の予告編に軽い衝撃を受け、流石にジャパニメーションの代表作になっている「エヴァ」を無視する訳には行かないだろう、と思ったからだ。完結編『Q』の公開も近いだろうから、『Q』公開時には新劇場版を一気観出来ると思ったのだった。
ところがご存知の通り<序破急>のクセして全4部作という事になり、しかも公開は遅れに遅れてアテが外れてしまった。しかしこの12年も悪くはなかったのかも知れない。いい具合に細かい所は忘れている(震災前だったし)。放映当時・公開当時からその都度コツコツ観ているファンは、きっと心労が絶えなかった事だろう。
理解不能な状況設定、少年内部の悩みに特化した構成は全然変わらないが、そこは承知しているので初見のストレスはない。映像技術の進化を楽しむ余裕があった。過去の様々な実写・特撮・アニメを想起させる内容に満ちているし、次作以降は新展開もあるというから、今回のリメイク(新劇場版シリーズ)にも意味はあろう。それも無事完結をみた現在(2021年)だからこそ言える事だが。
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