[コメント] めがね(2007/日)
北欧パクリから一歩踏み出してオリジナルな味が出たが、かえって窮屈になって和めない。
毎日新聞のレビュウにも書いてあったけど、スキが無いというか、破綻がないというか。
だいたい「たそがれる」っていう言葉に違和感がありました。主たる話のないままに進められるから、ついていこうとすると逆にディテールの「しばり」の多さに疲れるんですよ。かき氷もそうだし。
テーブルに出てくる料理はこぎれいだし、初対面の小林聡美が他の先住人と会話なしに対座している構図がえらい窮屈だった。本来は顔つき合わせて座るのは緊張感を生み出すもんです。これが北欧もんだとなぜかオフビートな笑いに昇華されるんですけどね。『かもめ食堂』ではそれがうまく行ってた印象だったんですが、今回は練りこんだ感じがアリアリでブレが無いんです。南の島なんだからもっとユルユル、てーげーにしてください。
僕も小林聡美の「え?」にはえらいイラッときました。
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