[コメント] ヘアスプレー(2007/米)
鑑賞後の一言 「ジョン・トラヴォルタは客寄せパンダ?」
開始からたっぷり1時間は過ぎた頃、女房に耳打ちされ、そこで初めて母親役がジョン・トラヴォルタだと知った。驚いた。しぐさ、歩き方、しゃべり方。女性であることを微塵も疑っていなかった。それだけメイク&演技が素晴らしかったのだろう。いや、それとも私の人を見る目が無さ過ぎるのか。。。
しかし何故、母親役にわざわざ男優をあてる必要があったのか? どうもしっくりこない。差別撤廃のプラカードを掲げ、肌の色も体型もありのままの姿を尊重し合いましょうと唱和する映画の中で、女装男優は異分子的存在。「ジョン・トラヴォルタが太った女性の役を演じたら話題になるだろう」という、作品のテーマを逆手に取った売らんがための策が透けて見えるような気がした。
トレーシーの笑顔に+1しても精一杯の星3つ。
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