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[コメント] サディスティック・ミカ・バンド(2007/日)

映画的な興奮、音楽的な興奮、どちらも微妙である。しかしながら、え?ミカバンドを大画面・大音量で観れるの?ということで、十分にありがたい。こういった形で映画と音楽が繋がる機会というのは、増えてきましたね。
夢ギドラ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







高中正義氏は、すばらしい少年です。木村カエラちゃんは、ヴォーカルだけで、すでに適任だと思いましたが、映像みると、適任すぎました。

えーと、曲をすべて流せないことは、時間の都合があるからしょうがないんですが、曲を切り取る場所を精査してこれなのか、と疑問に思いました。あくまでも私の思うミカバンドの聴きどころというのは、king fallの後半とかなんですけども、ミカバンドならではのリズムのぶっ壊れ方というか、ここからだぞ、という盛り上がりポイント。本作はそれより前に、編集の都合かなにかでカットがくる。 わたしの好みの問題と言われればそれまでなのですが、それはちょっとと思いました。

ただ、私は83年生まれ。リアルタイムでは聴けなかった音楽。今回の再結成についても限られた日しかなくて、DVDはでるだろう。。と、メソメソ思っていたのに、劇場で公開してくれるとは。ありがたい。大音量に勝るものなし。

海外のバンドの映画はものすごく増えているし、 日本国内でも、絶対数は決して多くないかもしれないけど、実は観たい人は一定数いるんじゃないか、と考えられるバンドのドキュメンタリー映画は増えている。ことしだと、スカパラの『SMILE〜人が人を愛する旅〜』とか、ムーンライダーズの『マニアの受難』が劇場公開している。 「マニアの受難」ちょお良かった。やっぱり好きなバンドだけれども、歴史が長すぎて83年生まれには、よく分からないバンド。

新しいファンには、すごくありがたかった。映画と音楽、二つのコンテンツは親和性がすごく高い。こういう映画の傾向は、ありそうで少なかったですから、本作は、かなり意欲的な作品だったと思う。

さあ、今日も、キリン ラガー ビールを飲もうじゃないか。

(評価:★4)

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