[コメント] ナンバー23(2007/米)
キャリーは相変わらずの上手さを見せているだけに、この程度の作品にはもったいないとしか思えません。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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コメディアンから演技派へと転身したジム・キャリーが送るサスペンス・スリラー作品。 ここでのキャリーは一つの考えに取りつかれ、精神の均衡を崩して自滅していく。と言った主人公を演じているが、はっきり言えば「又これかよ!」と言った類。オチも含め、見事に類型的な作りで、ラストを観ても「ふーん」で終わってしまう。
『シックス・センス』(1999)以降観てる側もすでにそう言う免疫が出来てしまっているので、それを上手く裏切ってこそ物語は映える。「どうです。衝撃的なオチでしょう」と出されたものがありふれたものになってしまっては、観てる時間の無駄以外の何者でもない。この手の作品は演出の良さにすべてがかかっていると言って過言ではないのだが、その肝心の演出が全然かみ合わないのは致命的。最初のうちこそ23という数字に何かがあるんじゃないかと思わせてくれるのだが、それが延々と続いていき、中盤になるともはやこじつけ以外の何者でもなく、オチに至っては「やっぱり」としか思えなくなってしまう。もうちょっと物語にメリハリをつけないとあかんよ。
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