[コメント] アフリカの女王(1951/英=米)
ストーリー構成、ドラマ演出の秀逸さが光った。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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第一次大戦下のアフリカを舞台に兄の復讐のために川を下ってドイツ戦艦に戦いを挑む宣教師の女性と船乗りの男の活躍を描いた冒険アクション映画。
ストーリー構成、ドラマの演出の秀逸さが光った。特にローズとチャーリーが川を下る度に起こる困難を解決していくごとに、親密さを増していく展開のストーリーラインが非常に綺麗で、2人が滝を下るのに成功したとたん距離が縮まるところは説得力があった。
困難を乗り越える度に2人の距離が縮まっていく展開を見るだけでも、この映画はラブ・ストーリーとして十分の価値がある。またアクションシーンも、ドイツ軍の見張り台から銃で狙われる中、アフリカの女王号が川を下っていくところは緊張感に優れていてよかった。ラストのオチも悪くない。
冒険映画としては申し分ないが、惜しむらしくはローズがドイツ軍に復讐するきっかけとなるはずの兄の死が、どう観ても強引な展開で、彼女の復讐に対する説得力に欠けている点。
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