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[コメント] 忍者部隊月光(1964/日)

幼稚園に持って行っていたお弁当箱の蓋が「忍者部隊月光」だった。涙ながらにやっと再見!そして驚いた。すべての戦隊ヒーロー、集団ヒーロー物の原点と言われる「歴史のお宝」だけではないのだ。この妙な「リアル感覚」は何なんだろうか。
sawa:38

原作の漫画(少年キングに連載)では戦時中の設定であり、ミッドウェイやソロモンに参戦していたがTVシリーズは舞台を現代に移していた。

彼等は忍術を使い、日本刀を背負っている。これのどこがリアルなんだと言われれば答えに窮してしまう。しかし、彼等は『月光仮面』のような単独ヒーローではなく、あくまでも集団で戦う。しかも際立った特徴は厳粛な規律にのっとた軍事部隊としてのみ行動するのである。キャラを際立たせる為の勝手な行動は一切なく、一個の部隊としてのみ行動する。

まるで戦争アクション映画である。キャラを抑制する=超人的な活躍が無い(忍術は使うけれど・・・)代わりに特殊部隊の活躍を描く。とんでもない超兵器を登場させずに極東米軍の戦闘機やら爆雷・手榴弾やら、つい20年前の戦争で実際に知っている兵器でこの辺りもリアル。

本作の関係者が後の『ガッチャマン』の制作に関わっていくなど、本作が作り上げた集団戦は現在までの多くの集団ヒーロー物の原点と言われているが、それは面白さと引き換えにリアルさを失っていったようにも思える。本作は「正直」チャチな作りではあるが、妙なリアル感が妙に心に残る作品に仕上がっています。

仮面の忍者・赤影』が映画化されるような現代、是非こんな作品もリメイクして欲しいと思います。(ってリメイクされたらされたで、きっと文句言うと思いますが・・)

(評価:★3)

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