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[コメント] ストリングス 愛と絆の旅路(2004/デンマーク=スウェーデン=ノルウェー=英)

素敵ドラマでした。最初は軽めの映画かなと思ったのですが、だんだん人と人の繋がりに関する真面目な話になってきます。繋がってる人が居るかと思うと嬉しいすね。
夢ギドラ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







最初におおおおおおおおおと思ったのが、 この映画は人形劇なのですが、冒頭部分で、人形師たちを映します。そっから、糸を手繰って、登場する人形たちが映り、物語に入っていきます。

自分内で、映画は堂々たる非現実の物語だよな?問題が勃発。 実写にしてもアニメーションにしても、登場人物は架空の人たちで、 架空の世界を一時的にある世界として楽しむものだと思います。

この映画では、製作者(人形師)を映し、人形(登場人物)を映しています。 世界が二つあるというか、なんか映画世界を否定されたのかと少し戸惑いました。

「私の終わりで貴方が始まる。」だったかな。いい言葉です。 私たちの手や足や心、自分の存在、生きている意味。全てが、誰かと繋がっている。

人間は、糸とか付いてないけども、世界とはこんな感じなんだろうというものを見た気がします。

ラストで優香ちゃんが糸のない誰とも繋がっていない存在になり、自由だ!と言います。 誰かと繋がっている幸せと、何にも囚われない自由。どっちの方が楽しいのかしら。と思いました。 このラストが良いです。私たちに考えるきっかけをくれていると思います。

(評価:★4)

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