[コメント] 28週後...(2007/英=スペイン)
暗視スコープのシーンがデラコワス
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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おそらく、監督やダニー・ボイルは 「観客はゾンビが走るホラー映画はそろそろ飽きてきてるだろう」と ちゃんと分かっていたのだろうな。普通のゾンビ映画とは一風違った作品になっていて映像的にもホラーとしても満足の行く出来だった。
最近のホラーと言えば『ドーン・オブ・ザ・デッド』だとか『バイオハザード』だとか、どこか似たりよったりの作品が多かったが、これは「愛されるものに殺される恐怖」だとか「家族愛」が描かれていてその愛が理性の崩壊によって「死」という形で終わりを告げる絶望感がよく伝わり、普通のホラーでは表現できない何とも言えない感情を体験できた。
音響・グロさに頼らない描き方もよく、暗視スコープが視聴者の目になる後半の展開は泣きたくなるぐらい怖い。映像美も、個人的にはいい点をついていたしロバート・カーライルの表情は上手いとしか言い様がない。ホラー映画として十分に高得点をあげられる映画である。
どこかで観たことあるようなシーンがいくつかあったが、この手の映画では仕方ないか。なので新しい映画を観た感覚が薄いのが非常に残念なところだ。
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