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[コメント] 君のためなら千回でも(2007/米)

アミールとハッサンの物語と言っていいが、アミールの父・ババは一見いい人に見えたが......。最初は「凡庸な邦題」のせいで損をしている映画だと思ったけれど、ラストのセリフがこの物語を救いのあるものにしている。
IN4MATION

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







ハッサンの奥さんを「盗む」という大罪を冒しておきながら、息子にはそれを禁じていたという矛盾。

アミールとハッサンが異母兄弟だったから、召使いの子を自分の子供と同様に大切に扱っていたこと。

アミールはハッサンが自分を守ってくれていると自覚していながら、ハッサンを助けることはしなかったこと。

そして、「時計を盗まれた」と嘘をついてまでハッサン親子を家から追い出したこと。

これからアミールはハッサンの息子・ソーラブに償いをしていかなくてはいけないだろう。

その決意が、昔ハッサンがアミールに言ったセリフと一字一句違わずに、アミールがソーラブに言ったことに現れていると感じたし、ある意味その一言でどうにか救いのある話になった、と思う。

(評価:★5)

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