[コメント] ユゴ 大統領有故(2005/韓国)
日本でも驚いた30年ほど前の韓国大統領の暗殺劇。事実は封印されていると聞くが、、。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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その生の一日をドキュメンタリー風に、しかもかなりシリアスでいながらコミカルに描いていく演出はたいしたものだ。変な日本語と反対にかなり上手な日本の演歌が日本人には奇異に見える。
一番驚くのは、暗殺を当日不意に決めたということだ。また、組織というものに忠実で部下があまり考えもせず(そう思える)関わる人々を殺戮してゆくということだ。仕事として暗殺に関わっていく人たちの家族描写もいいが、その裁判後の彼らを待ち受けた不幸も哀しい。
だが、なぜ彼らがそういうことをやってのけたのか、KCIA長官の真意が映像では明確でないので、この映画をやはり薄っぺらいものしているのはやむを得ないところか。
映画としては撮り方、脚本、俳優の演技、なかなか面白く魅せるが演出にもう少し切れがあれば秀作になったろうと思う。作品全体に上映にこぎつけるだけで精一杯という背景もあるのだろうけれど、、。
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