[コメント] エイリアン(1979/米)
この作品の魅力、それはエイリアンそのもの
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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ホラーの基本として完璧な出来を誇る本作だが、結局のとここの作品の怖さはエイリアン自体の怖さに集約される。作品の魅力=エイリアンの魅力
エイリアンは人を怖がらせる究極の存在として登場する。密閉空間の未知の生物、人殺し、人食い 殺す動機が不明、言葉をしゃべらない、姿が変わる、強い、速い、大きい、賢い、エロイ、でも静か。自分にとって圧倒的な恐怖の存在だから、恐怖を通り越して魅力的とすら感じてしまう。やたらと「怖い」 だから「かっこいい」 そこが「面白い」 の三段活用。基本的には、悪役は悪ければ悪いほど魅力的なのだ。
この作品を子供のときに体験していれば確かに思う存分怖さを味わったかもしれない。でも大人になってから見た僕は案外ラッキーだったのかもと最近思う。怖さに対する免疫が出来てるから密室劇としての怖さは半減だが、その分エイリアンの完璧な魅力を思う存分味わったのだから。子供にとってこの作品は単純に怖すぎて、全てを味わうにはかえって邪魔かもしれない。
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