[コメント] ポップ・ギア(1965/英)
こういう作品こそ「映画として」の評価が最も難しいのかもしらんなあ。などと思って見ていると意外と撮影がよかったり脱力必至の書割セットが面白かったりするので却って困る。フザけたダンスなんかもある。ブリティッシュ・インヴェイジョンということで楽曲・演奏は私好みのものが多く、それもよし。
“Twist & Shout”こそがThe Beatlesの録音した全楽曲の中で最も格好よいロックンロール曲だと思っている私としては、そのライヴ・パフォーマンスを鮮明なテクニカラーで見られるのがまず嬉しい。短いけど。The Animalsなどの有名どころも出演しているが、不勉強のせいもあってほとんどがよく知らん人ら。その中でとりわけ印象に残ったのがインスト・バンドSounds Incorporatedの“William Tell”(「ウィリアム・テル序曲」)と女性がドラムス兼メイン・ヴォーカルのThe Honeycombs“Have I the Right?”。前者はサックスも含めたガレージィでハイテンポな演奏がやたら格好よく、後者はばたばたしたドラムスが刻むリズム、エレクトリック・ギターの安い音、ハンズクラップが耳に残る。
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