[コメント] クローバーフィールド HAKAISHA(2008/米)
エンドクレジットの後かすかに聞こえる人の声。
なんて作為的なのでしょう。計算づくと言うか。 こんな細かい演出も宣伝方法も映像も脚本もすべて作為的でプロフェッショナルな仕事ですね。 ただあまりにも上手過ぎるので、逆に作り物感が出てしまいましたが。 ビデオカメラによる主観的な疑似ドキュメンタリーとCGのミックスいうバーチャルリアリティな今時な表現方法は面白いですが、それだけというのはすぐ飽きて、そして亜流が大量に作られ、数年後には廃れてしまうような気もします。 あんなに流行った「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」も今やある映像手法の例になるぐらいで作品としては永遠性はないような気がします。「食人族」も今や笑ってしまいます。 このような種類の作品は当時は面白いのに、何故か映像技術が進んで後から見ると陳腐なものになってしまうのでしょうか。面白い映像なのに”永遠性のある映画”にはなれない哀しい作品です。 怪獣ファンの方は題材そのものが熱狂と怒号の対象になれますが、どうも怪獣は単なる道具で「バーチャルリアリティ映像を作る」というのが目的でしょうか。
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