[コメント] 肉(1976/米)
ワイズマンの映画は面白い。誤解をおそれずに云えば、「カサヴェテス映画のように」面白い。そこにあるのは射抜くように人間を見つめ、システムを暴く視線だ。現代人であれば誰一人として無縁ではいられない「食肉業」という営為がその視線の対象となるとき、映画は破格の面白さを獲得し、私たちに「自ら思考すること」を鋭く突きつける。
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