[コメント] 間諜最後の日(1936/英)
ヒッチコックがイギリス時代に作った最後の方に位置する作品で、本国におけるヒッチコックの役割はほぼ終えようとしていたように思える。
この作品における間諜すなわちスパイというステータスは『007』シリーズなどに踏襲されている。
ここで主役をギールグッドとするかマデリーン・キャロルにするかで見方が変わってくるのでが、ギールグッドが初めて舞台からスクリーンに登場した記念すべき映画ということでサーを主役にしたい。
原作はモームだが、モームものとしては最も情緒的でない作品であり、淡々とした表現は正にヒッチコック向き。このミスマッチが映画をある意味で面白くしている。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。