[コメント] ランボー 最後の戦場(2008/米=独)
冒頭のニュース映像が死骸のオンパレードでグロい。劇中の残虐描写を薄めた感はあるが。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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元グリーン・ベレーのヒーローが、と言ってもダークヒーローといった存在だが、ミャンマーのはぐれ政府軍(?)みたいな悪の集団を徹底的にぶちのめすという単純痛快な話。少なくとも2~3週間ははぐれ軍に拘束されているアメリカの白人女性が、凌辱も暴行もまったく受けてないという超都合のいい設定を、そこそこ受け入れることができたので、そこそこ楽しめる作品でした。相変わらずの、敵の撃つ銃弾はまったく当たらないが、味方の撃つ弾は百発百中という描写も心地よかったです。
ランボーが、アメリカ人集団を救出にいく決断をしたのは、この白人女性に惚れたからではない、という見方をとるとするなら、野人のような生き方をしてきた彼の心の深奥に、彼女の飾らないアプローチが触れたから、というようなことでありましょう。もっとも、「無のために生きるか、何かのために死ぬか、今ここで選べ」みたいな彼の台詞は、製作サイドの特定の主義主張にのみ染められている感じがして、素直には受け入れ難かったです。
ミャンマー軍司令のホモという設定は、ぶちのめすべき、嫌悪すべき敵という存在として、選択された描写だったと思います。
75/100(21/12/26記)
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