[コメント] 第3逃亡者(1937/英)
様々な技を詰め込みながらも、その表出の仕方にあまり屈託がない。若い息吹が感じられるようで、これはこれで十分楽しめました。
しかし個人的には、観客の先ではなくあくまで背後を取ってゾクリとさせるのが、ヒッチ演出の真骨頂のような気がするので、そういった意味では少々物足りなくもあり。
ラストの演出それ自体は目を瞠るのだが、それがラストの求心力に繋がっているかといえば、必ずしもそうではない気が。むしろ、家族の食卓やバースデイパーティーの捻りの利いたユーモラスな遣り取りの方が素直に楽しめた。あと冒頭から死体発見の顛末までの演出、つかみはバッチリです。
(2006/12/25)
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