[コメント] さらば箱舟(1982/日)
寺山修司が評価されるのはもっと先だろう。
この映画を映画として認めたくない、という本能が生まれる。この表現主義はきっとどの時代にも迎合しないものであり、この架空の世界もきっとどの世界でもないものなのだろう。
しかし臭いを感じることができる。
彼の生まれ故郷、津軽の社会、その土着性、その古くから伝わる風習、見えない血筋など、これは誰でも体験したことがあるはず。
『書を捨てよ町へ出よう』から始まってこの映画である。
本人には怒られるかもしれないが、回帰しているとしか思えない。
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