カメラは、アリフレックスではなく、ミッチェルであるべきではないのか？ アリフレックスは現代の映画撮影で主に使用されているカメラだ。ミッチェルは、戦前／戦後の映画の黄金時代を支えたカメラ。ただ、使いづらいところがあったり、大きかったりしたらしい。でも、こうした内容だったら、ミッチェルの方がらしかったんじゃないかなぁ。

豪華なセットやキャストの熱演など良いんだけれど、どこか世界観が統一しきれていない印象が拭い得ない。 一番感じるのは、カメラなのだが、その他も佐藤浩市の衣裳と、妻夫木たち街の住人たちの衣裳も違うし、普通にスタッフが現代の衣裳で現れるところなども、どうなのだろうか。 ただ、そこも衣裳で作っちゃうと、完全におとぎ話的になってしまうのだろうか？

微妙なぎりぎりのラインで成功していると見るべきなのだろうか？