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[コメント] 華麗なるヒコーキ野郎(1975/米)

空中戦が出来ない(だって戦争終わったもん)!、けど技を競うには空中戦しかない!もっと上手くなりたい!白黒つけたい!兵士を見よ!
ヒエロ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







ジョージ・ロイ・ヒルが『スティング』に続きロバート・レッドフォードと組んだ「こんな男が居たら楽しいのに」娯楽作品。前作『スティング』では、半人前のチンピラ詐欺師がプロの手を借りて育っていく過程が描かれている。これと同じ様なシチュエーションがこの映画にも流れている。

最初はタダの「ヒコーキ乗り」だったのが、最後は「戦闘機乗り」になる。「ヒコーキ乗り」と「戦闘機乗り」の違いは何か?そりゃ、前者は墜落する危険はあるが撃墜されることはないって事だ。後者は撃墜をかけて飛ぶ。これは兵士だけのある意味特権だ。実際の有事には遭遇し得ない空自のパイロットでさえ、尾翼に赤い★を付けた空自機と模擬戦を繰り返す。

主人公をヒコーキバカと評する向きが多いが、バカって何だ?「バカは死ななきゃ治らない」そう命を掛けなきゃバカの領域まで行かない。単体飛行で墜落するのは単に技がないだけ(まぁ、整備不良もあるけど)。命を掛けるってのは「撃墜される」ことを覚悟するって事だ。最後にバカになれたカッコイイ映画であった。

(評価:★4)

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