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[コメント] ぼくの大切なともだち(2006/仏)

出来レースのような作品。手抜きも見られるがほどほどのバランス感覚はやはり捨てがたい。
ぱーこ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







主人公の友人になるタクシー運転手の造形がぶれている。始めのクイズおたくの部分と人当たりの良い好人物の設定がやや不自然。主人公が離婚したとき、なんでこんな美人の娘が妻の方につかなかったのか不明。ラストとのプレゼントも何か見たかった。プロットの説明をするだけのシーンがあちこち見受けられてちょっと興ざめする。たとえば、小学校6年生の「親友」との再会。とまあ、いろいろ文句はあるが、「人と親しくなる事はできる。しかしすぐに忘れる。友情は存在しない」とかあの山場のシーンで「涙はどこへ行った」とか文学っぽいせりふがフランス映画している。始めから室内か夜のシーンばかりだったのに、最後だけパリの頭上に広がる雲と青空のシーンをもってくるあたり職人監督だなーと思いました。

(評価:★4)

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