[コメント] デス・ロード 染血(2007/米=英)
恐怖の焦点が、亡霊や凍死など定まらないのがミソ。次第にオカルトめいてくる展開も至って自然で、程よい緊張感が味わえる。邪悪なものに対するアメリカ的なアプローチをとことん楽しむべし。個人的にはエミリー嬢のツンぶりに高得点を。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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デレは無いけど十分女の子っぽさを垣間見せてくれるところがまた可愛い、そんなクールガールのエミリー・ブラントが堪りません。まじで。
タイトルとは裏腹にオカルト話とは知っていたが、これがなかなか良く出来た作品だった。男女の名前を明かさず物語は進行し、とにかく意図的な作品における「ボカし」のおかげで薄気味悪さも全開である。
最初のGSのシーンあたりから伏線は仕掛けられており、フラッシュバックも幾度と無く挿入される。ヒントも多く与えられる中で、彼女達が体験する恐怖。一方で、「亡霊」と双璧をなす「寒さ」という恐怖も、作品において欠かすことの出来ないポイントだった。
ヒントは多かったが、明確な謎解きはされず。おそらく、男子学生も亡霊だったのだろう。彼女に近づいたのは、1つのメッセージ。もしくは、劇中での死後、亡霊となって彼女を導いたのか。
クルーニーとソダーバーグが名を連ねるだけあって、とても手堅い作り。設定、展開もところどころで意欲的。退屈することなく鑑賞できました。
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