[コメント] 舞台恐怖症(1950/英=米)
扉の影、階上と階下、抱かれた男の背中、傘の影・・・物語は互いの視覚を奪い奪われ展開する。個人的には、あらゆる意味での「死角」の面白さを堪能できる映画、でした。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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真相が明らかにされたシーン。二人の目を照らす容赦のない光は、あたかも目隠しが解かれたことを意味づけるかのようだ。そういった意味では一本筋が通っていて面白いには面白いが、それでも、どこか首を傾げたくなるような腑に落ちなさが残った。
ライトアップや華麗な衣装を始めとして、過剰なまでにデコレートされたディートリッヒの存在が観客の目を釘付けにする。それゆえに、彼女につけられた演出自体が、実は物語のミスディレクションとして機能している。このあたりは本当に上手い、と思う。
(2006/12/30)
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