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[コメント] グーグーだって猫である(2008/日)

4の内容ではないが、2をつけるのは忍びないという消極的な3。エッセイなら大概こうなるかというのが正直な感想。
Master

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これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
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猫好きなら必然的に評価は高くなると思うし、出演陣も上手く演じているのでそちらに着目しても、悪い評価にはならないだろうと思う。

ただ、積極的に挙げたい良かった箇所というのがポンと思い浮かばないのもまた事実。小泉今日子上野樹里加瀬亮という面子からしても、そりゃ上手く演じるでしょうとなるわけで。

サバというもともと飼っていた猫の死から、グーグーという新たなパートナーを得て、その近辺で起こったことの描写ということで、とんでもなく突飛な事が起こるわけでもなく、そこそこファンタジー要素も加えながら淡々と描写される日常。悪くはないが、ナオミ(上野樹里)の彼氏関連エピソードも総じて「うん。まぁ、ねぇ・・。」という印象である。

オッと思ったのは、入院先の病院で患者が漫画家・小島麻子(小泉今日子)だと気づいて浮かれている看護師に小島が言い放った「その作品たちは私を救ってはくれませんでした」という一言。唐突なのは否めないが、自分にとって今の状態は日常だが非日常なのだという意思が垣間見えて良かったと思う。あと、「猫出せばいいよね!」という半ば投げやりな姿勢がなかったのも、評価できると思う。

う~ん・・・、ちょっと頑張ってはみたが、難しいなぁ。

(2008.09.28 センチュリーシネマ)

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)ぐ~たらだんな[*]

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