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[コメント] 私は告白する(1953/米)

ゲス野郎は誰か。
ぱーこ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







冒頭の数シーンでこれは力入ってるわ。背徳の神父の倫理観がドラマのキモだ。このドラマがいまいち盛り上がらないのは、教会使用人ドイツ野郎ケラーの殺人の動機がはっきりしないからだ。それを除けば、一番のゲス野郎は弁護士だ。次が使用人ケラーでその次が誘導尋問いやらしい警部ということになる。そして主人公神父と人妻ももちろんゲス野郎だ。女の方が少し罪が重い。全員神の怒りに触れ、雷に打たれて死んでしまえ!といいたいところだ。

しかし画面は素晴らしく、教会の描写も相まってゴシックの感じがたまらない。カナダってのいいよね。上流階級がフランス語で話していて、使用人はドイツ人。神父はもちろん英語です。今回はけっこう一直線の物語で堪能できた。

(評価:★4)

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