[コメント] ファイヤークリークの決斗(1968/米)
全編緊張感溢れるなかなか見応えのある西部劇だ。登場人物も多彩。多彩なだけに少々食い足りない部分もあるのだが、皆挫折した過去がある、或いは妥協してこの町にいる、という重いムードがよく演出されている。登場から既に負傷しているヘンリー・フォンダも複雑な悪役造形だ。
フォンダの仲間にはジャック・イーラム、ジェームズ・ベスト、ゲイリー・ロックウッド等がいるのだが、ロックウッドは目立つ役で見せ場も多いが、ジェームズ・ベストは酷い役回り。だがこの人の扱いは最終的には非常にブラックで一番印象に残るかもしれない。そしてラストの決闘シーンはちょっと『ペイル・ライダー』を想起させるような手際の良い演出。町の建物や空間を上手く使っている。
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