[コメント] マーゴット・ウェディング(2007/米)
陰のある作風は『イカとクジラ』同様で、全編に渡ってあたかも別れ話を切り出されたかのような淀んだ空気が漂う…。歯車を噛み合わせるには、どこかで誰かが犠牲にならなきゃならないのか?とても難しい。なんかこう、惹き付けられる要素がある
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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姉妹が繰り広げる人間関係はうんざりするほど収拾がつかないものばかり。そもそも、この2人は最後までかみ合わなかった。完全に波長が合わなかった。もっと言うと、合わせようとしなかったではないか。
確かに姉妹というものは肉親同士であり、例え仲が悪くても同じ血が流れている。どこかで絆は結ばれているもの。しかしそれが見受けられなかったのは、絶対にどちらかがどこかで犠牲にならなかったからだと思う(手を差し伸べなかった)。『イカとクジラ』に引き続いて家族のあり方をこんな形で示したわけだが、特に答えを導き出す必要もないのかもしれない。彼女たちは彼女たち。それでいい。同時にちょっと悩んでしまうけどね…。
ラスト。マーゴットは走る。息子とともに夫のいるヴァーモント行きのバスに乗り込む。彼女の結婚生活はどう転ぶのか。個人的には「幸せになってやるんだから」という気迫を感じざるをえなかったわけだが…。
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