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[コメント] ハッピーフライト(2008/日)

鑑賞後の一言 「羽田−ホノルル便という設定が妙にリアル」
ぐ〜たらだんな

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







仕事体験テーマパーク「キッザニア」の映画バージョン。「飛行機を飛ばす」というお仕事に焦点を当て、トリビア的要素をふんだんに散りばめながら描いたこの群像劇的コメディは、子供も大人も素直に楽しめる。親子で鑑賞するなら、「現代の社会システムは多様な職種で成立している」ことと「各自に与えられた役割をきちんとこなすのが大切である」ことを子供の年齢に応じた言葉で伝えれば、よい教育になりそうだ。

驚いたのは舞台となったフライトが羽田−ホノルル便という設定であったこと。いくらチャーター便とはいえ、羽田発の国際線を映画化(しかも矢口監督というビッグネームによる)してしまったことに隔世の感がある。ラストに風向きを考慮して滑走路を変更する場面があったが、あれは平行滑走路しか持たない成田には不可能な芸当。本作品をANAの宣伝映画と評する向きもあるようだが(まぁ実際そうだが)、実は一番期待しているのは羽田国際化を目論む人々かも知れない。

綾瀬はるかのコメディエンヌぶりと時任三郎のすっとぼけぶりは充分楽しめたが、男子高生がシンクロ・女子高生がジャズといった類の意外性が無いのは、やっぱり矢口映画としては少々物足りない。星4つ。

(評価:★4)

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