[コメント] レディ アサシン(2007/仏=ルクセンブルク)
会話シーンにおいて緊張が途切れないよう動線を考えているのが分かるし、手持ち主体にしては、要所要所で俯瞰やロングショットを入れるなどアクションの持続も良い。ディスコやカラオケバーでの光の乱舞がそのままアーシア・アルジェントの内的混乱を表象している。一転して目が覚めてからの陽光の明るさが、新生の感覚を見事に表現。
フェリーで取り乱したときのアップもざらついた質感が彼女の焦燥を引き立たせる。ぼかされた夜景が痛烈に美しい。ぼかしといえば最後のエスカレーターのショットも忘れてはいけない。
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